音声編集ソフトGarageBandで声質を改善したい方向け。
歌ってみた動画を作る際に音質を少し工夫するだけで、より高クオリティの動画作りが実現できます。
今回の記事では声質を変えるキーとなるEQエフェクトを画像含めわかりやすく解説します。
この記事は以下のような方を対象者としています。
- Garageband初心者の方
- 声加工にご興味がある方
- エフェクトEQの使い方が分からない方
- 歌ってみた動画を作ってみたい方
前置き:GarageBandのビジュアルEQとは#
EQエフェクト(イコライザ)は収録した音声の周波数を調整し、よりユーザの求める快適な音質に近づけることができる機能です。
周波数とは音の振動の高低のことです。。
高音(耳にキンキンするような高い音)は高周波、低音（こもったような低い音）は低周波とされています。
この音の周波数をEQエフェクトによって細かく調整ができます。
例えばボーカロイドのような声質や、クリアで聴きとりやすい声質にしたいといった場合にビジュアルEQを使うのが効果的です。
実際にどのように使うのか、またオススメのビジュアルEQの設定について今から説明していきます。
もしも、GarageBandを使ったことがない場合は下記別記事を読んでいただいてから本記事を読了されることをオススメします。
【DTM初心者必見】GaragebandでVtuber風に声加工する方法その1【2020年】
音声編集ソフトGaragebandを使ってボカロ加工する方法をまとめています。
1.EQエフェクトの使い方その1 : 対象のレコードを選択する#
まずはEQエフェクトで周波数を調整するオーディオトラックを選択しましょう。
オーディオトラックとは下記画像内赤枠のことです。
イコライザを調整したいオーディオトラックを選択し、キーボードのbを押下して下さい。
するとEQエフェクトが表示されます。
下記gif画像を参照して下さい。
すると計8種類の色分けされた帯域が表示されます。
2.EQエフェクトの使い方その2 : 帯域ごとにレベルを設定する#
まずはイコライザの横軸の見方を説明します。
8種類ある帯域の内左から低音帯域、中音帯域、高音帯域の3種類に分類しました。
- 低音帯域(0hz ~ 300hz)：低音の音質を調整する
- 中音帯域(300hz ~ 200hz)：中音の音質を調整する
- 高音帯域(2000hz ~ 20,000hz)：高音の音質を調整する
続いてイコライザの縦軸の見方を説明します。
縦軸はレベルと呼ばれ帯域の強弱を設定します。
イコライザを強めに設定すればより音質がクリアになり、弱めにするとぼんやりとした音になります。
以下2つがイコライザ設定時の注意点となります。
- イコライザの設定が強すぎると音がキーンとなりハウリングするため、その場合は弱くする。
- イコライザの設定が弱すぎると音がぼんやりしすぎて耳鳴りのような音になるので、その場合は強くする。
3.EQエフェクトの使い方その3 : 歌ってみた用オススメイコライザ設定#
歌ってみた音源を作ることを想定した、オススメのイコライザ設定を下記に記載します。
ご自分の用途に合わせてこちらの画像を参考にしてみて下さい。
GarageBandオススメイコライザ設定 : 歌ってみた用（クリアボイス）#
この設定では比較的人間の声に近く、かつクリアな音質にしています。
歌ってみたやボカロ（バラード系）に向いています。
また、YouTubeのナレーションにもこちらの設定が好ましいです。
GarageBandオススメイコライザ設定 : 歌ってみた用（機械系、ロック）#
この設定では比較的機械のようなロボボイスに近く、重低音を重視した音質にしています。
ボカロ（ロック系）やケロケロボイス等に向いています。
さいごに#
ここまでお読みいただきありがとうございました。
声加工を上達するには実際に収録した音を元にイコライザを自分で調整するのが一番効率的です。
実際にイコライザを変更しながら何回も再生し、自分の目指す音質に近い設定を見つけてみて下さい。
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